行事報告・技術報告

マッカウストンネル(道道知床公園羅臼線)の説明・施工状況の報告を掲載いたします
平成26年3月17日に開通したマッカウストンネル(道道知床公園羅臼線)の計画概要、施工状況等の資料を提供していただきました。資料を提供下さった北海道建設部に御礼申し上げます。

道道知床公園羅臼線(全長24.5km)は羅臼町市街と相泊漁港を結ぶ唯一の道路です。しかしながら、その路線中の羅臼町共栄地区では、越波、地震・降雨による落石、土砂崩れ等が多発することで通行止めになることが多い状況にありました。
この状況を改善するために、路線周辺の自然環境保全を考慮したトンネル施工が実施されました。

トンネル計画箇所付近には、北海道指定天然記念物のマッカウス洞窟があります。マッカウス洞窟はヒカリゴケの生息地として知られています。このヒカリゴケが生息するマッカウス洞窟内の環境を維持するために、地下水位への影響が極めて少ない防水型(ウォータータイト)構造のトンネル構造が採用されました。

通常のトンネル構造(排水型)では、トンネル周辺の地下水をトンネル断面内に導水するのに対し、今回採用された防水型(ウォータータイト)では、トンネル断面内への地下水流入を防水シートによって遮断することで周辺の地下水位低下を防止するという構造となっています。

トンネル掘削部にはハイアロクラスタイト(集塊岩、火山角礫岩、凝灰角礫岩等とも呼称される)および安山岩が主に分布していたことが確認されているようです。

当路線は羅臼町市街地と沿線集落、漁港、観光地をつなぐ道路であることから、マッカウストンネルの開通は、地域住民のみならず観光で訪れる方の安全性および利便性を向上させることになると考えられます。
寒さが厳しい環境下で、且つ周辺の自然環境も考慮した素晴らしい事業であると思われます。

事業内容の詳細については以下の資料をご覧ください。
資料(pdf):防水型トンネルによるヒカリゴケ生育環境保全について-道道知床公園羅臼線 マッカウストンネル-



平成26年度地盤工学研究発表会に参加いたしました。
平成26年7月15日~17日に、北九州市にて開催された第49回地盤工学研究発表会に参加いたしました。
一般発表の他に、東日本大震災特別講演、展望、特別講演会も開催されました。

発表会場、交流会等の様子はFacebookでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/jgs.hokkaido?ref=hl

北海道からも多数の会員の皆様のご参加がありました。
来年度の第50回大会は札幌市にて開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。


東日本大震災特別講演 
井出和雄氏

展望
岡田義光氏

特別講演会
小田富士雄氏

JR小倉駅構内での展示

交流会

門司港駅での0里標

関門橋





平成26年度地盤工学会北海道支部総会が開催されました。
平成26年4月25日15時より、ホテルモントレ札幌1Fにて支部総会が開催されました。
平成25年度支部長(峯田一彦様)のご挨拶の後、平成25年度事業報告・決算、監査報告の議案説明の後、平成26年度支部役員選任並びに事業報告・予算の説明がありました。
引き続き、平成25年度北海道支部賞、支部賞学生部門、平成25年度地盤工学会功労賞、永年継続特別会員の表彰が行われました。平成25年度支部長と平成26年度支部長(西本聡様)の新旧支部長挨拶にて閉会いたしました。
*当日の議案書(pdf)は、こちらよりご覧になれます。


平成25年度支部長
峯田 一彦 様(ドーコン)

支部長、副支部長、幹事長


支部賞選考委員長、支部監事


平成25年度支部賞表彰
小林 修司 様(ドーコン)

平成25年度支部賞表彰
小山 良生 様
(NEXCO東日本)


平成25年度支部賞学生部門表彰
佐々木 貴 様(北見工大)


平成25年度支部賞学生部門表彰
鈴木 信太朗 様(北見工大)



平成25年度地盤工学会功労賞表彰
山下 聡 様(北見工大教授)


平成25年度地盤工学会功労賞表彰
佐藤 厚子 様
(寒地土木研究所)



平成25年度地盤工学会功労賞表彰
八鍬 昇 様(鹿島建設)




地盤工学会永年継続特別会員表彰(10年以上)
(一財)北海道建設技術センター、理事長 徳長 政光 様


地盤工学会永年継続特別会員再表彰(35年以上)
トキワ地研、専務取締役 角南 和洋 様


地盤工学会永年継続特別会員再表彰(50年以上)
大成建設、札幌支店副支店長 菊地 秀明 様


地盤工学会永年継続特別会員再表彰(50年以上)
明治コンサルタント、本店技術部長 米川 康 様


平成26年度支部長
西本 聡 様
(寒地土木研究所)




会場の様子







講習会「地盤改良の調査・設計と施工-戸建住宅から人工島まで-」が開催されました
平成26年2月20日に札幌コンベンションセンターにて、講習会「地盤改良の調査・設計と施工」が開催されました。テキストには講習会名と同じ名称の書籍(地盤工学実務シリーズ31「地盤改良の調査・設計と施工-戸建住宅から人工島まで-」)が採用され、地盤改良中の現地計測の重要性、得られた計測値を活用するための体制作り必要性、具体的な地盤改良工法の紹介がなされました。参加者は50名弱であり、気温が低く寒い中でも熱い講習会が開催されたと感じました。

北詰昌樹 先生
(東京工業大学)


北詰昌樹 先生
(東京工業大学)


林宏親 様
(寒地土木研究所)


林宏親 様
(寒地土木研究所


杉野 秀一 様
((株)不動テトラ)


杉野 秀一 様
((株)不動テトラ)


木下 和徳 様
(小野田ケミコ(株))


木下 和徳 様
(小野田ケミコ(株))


会場の様子



技術報告会が開催されました(2014年1月30-31日)
平成26年1月30日と31日に寒地土木研究所にて、第54回技術報告会が開催されました。
一般発表の他にデルフト大学のLeon van Paassen博士による特別講演も開催されました。英語による講演とディスカッションが交わされました。


峯田支部長による開会挨拶

Leon van Paassen博士

特別講演での質疑の様子

懇親会も開催されました



セミナー「土を考える(斜面防災を考える)」の開催報告(平成25年11月15日実施)
平成25年11月15日(金)にセミナー「土を考える(斜面防災を考える)」が大成建設札幌支店4Fにて開催されました。
講師は川口貴之先生(北見工業大学)、山崎新太郎先生(北見工業大学)、五十嵐由一様(北電総合設計株式会社)お三方でした。



セミナー「土を考える(地盤工学の最近の話題)」の開催報告(平成25年7月19日実施)
平成25年7月19日(金)にセミナー「土を考える(地盤工学の最近の話題)」が大成建設札幌支店4Fにて開催されました。
講師は田中洋行先生(北海道大学)と名合牧人様(幌延地下施設建設工事作業所 作業所長)のお二方でした。



地盤調査の方法と解説 講習会が開催されました
平成25年10月17日、地盤調査の方法と解説(青本)が平成25年3月に改定されたことに伴い、講習会が開催されました。会場は札幌コンベンションセンターで、63名の聴講の方が参加されておりました。実務の方が多く参加されていた印象を受けました。豪雨、台風、地震等による地盤災害は現在現在も益々発生件数を多くしている状況にある中で、このような地盤調査法のアップグレードは社会生活を支える上で極めて重要な役割を果たします。北海道支部としても、学術情報、実務的な技術情報の発信・更新も益々重要になります。今後とも会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。




平成24年度地盤工学会賞を受賞されました。
平成24年度地盤工学会賞に西村聡先生(北海道大学)と(独)土木研究所寒地土木研究所が受賞されました。おめでとうございます。

西村聡先生は研究奨励賞を受賞されました。受賞対象論文はExperimental Study of Stress Changes due toCompaction Grouting/「Soils & Foundations」Vol.51(6)です。
授賞理由は、次の通りです。
「静的締固め工法は,既存構造物周辺の液状化対策として近年多用されている。一方,現行設計法はサンドコンパクション工法のそれを流用したものであり,既往の経験から外れる仕様の効果予測は困難である。本論文では,遠心場での砂地盤模型中へのグラウト注入における静的締固めの物理過程及び地中応力変化を詳細に観察・測定するとともに,中空ねじり試験も行い,最終的には水平有効応力-改良率チャート及び液状化強度-改良率チャートを提案している。本論文の独創性は,N値によって大まかに評価されていた静的締固め効果を合理的改良設計へ高めることであり,今後の静的締固め工法設計の進展に大いに貢献することが期待される。以上より,本業績は研究奨励賞としてふさわしいと認められた。」

(独)土木研究所寒地土木研究所は技術業績賞の受賞となりました。受賞対象の研究は、泥炭性軟弱地盤における土構造物の調査・設計・施工法の体系化 ―泥炭性軟弱地盤対策工マニュアルの編集とその普及―/「Soils & Foundations」Vol.51(1)ほかです。
受賞理由は、次の通りです。
「北海道や東北地方で広く分布する泥炭性軟弱土は,高有機質で圧縮性が極めて高く,特異な地盤工学的性質を有する。本業績は,泥炭性軟弱地盤上の土構造物の調査・設計・対策工を含めた施工に関する実務的な研究成果を取りまとめ,マニュアルとして体系化を図るとともに,最新の沈下予測法や調査・設計技術を導入した。さらに事例集や施工カルテを備え,将来への技術継承や維持管理へのフォローアップにも配慮した技術基準書である。したがって,本業績は泥炭性軟弱地盤上のプロジェクトに採用されることが大いに期待されることから,社会的貢献度は高く評価され,技術業績賞としてふさわしいと認められた。」

上記の受賞は平成25年3月15日の理事会において決定され、6月13日の第55回通常総会にて授与されました。重ねました大変おめでとうございます。これらの受賞を契機に北海道支部の地盤工学関連の研究が益々盛んになりますことを祈念いたします。


平成25年度通常総会に参加いたしました(2013年4月25日)
2013年4月25日(木)に平成25年度通常総会が開催されました。会場はホテルモントレ札幌(1階ケンジントン)にて午後3時より開始されました。
平成24年度支部長の富樫泰治様のご挨拶の後、平成24年度事業報告、平成24年度決算、監査報告、平成25年度支部役員選任の順に議案が説明され、いずれも承認されました。引き続き平成25年度事業計画、平成25年度予算、平成24年度北海道支部賞及び支部賞(学生部門)選考経過が報告されました。
その後、平成24年度北海道支部賞及び支部賞(学生部門)の表彰、地盤工学会永年継続会員の表彰、地盤工学会永年継続特別会員の表彰が執り行われました。
引き続き、平成24年度支部長(富樫泰治様)および平成25年度支部長(峯田一彦様)のご挨拶をいただき、閉会となりました。
市民生活を支えるために重要な地盤工学の研究をするための学会の一員として今年度も努力したいと決意を新たにすることができました。(北海道大学、横濱勝司)

【開会挨拶】

平成24年度支部長 富樫泰治様

【地盤工学会北海道支部賞及び支部賞(学生部門)表彰】

平成24年度地盤工学会北海道支部賞 表彰
(五十嵐由一様:北海道電力(株))

平成24年度地盤工学会北海道支部賞(学生部門) 表彰
(佐藤要太様:室蘭工業大学)

【地盤工学会永年継続会員、永年継続特別会員の表彰(写真は受賞者の皆様)】

【平成25年度支部長ご挨拶】

平成25年度支部長 峯田一彦様


司会の松尾事務局長様



セミナー「土を考える」に参加しました(2012年11月27日)
2012年11月27日に開催された支部主催のセミナー「土を考える」に参加いたしました。
大成建設株式会社札幌支店にて午後2時から開催されました。参加者は31名でほぼ満席の状態でした。
テーマは地盤工学に関する最近の話題ということで、3件の講演がありました。
耐震地盤改良の最近の動向と事例(西村聡先生、北海道大学)では、最新の耐震地盤改良技術について専門的な説明と事例報告がなされました。
 また、平成23年度地盤工学会北海道支部賞受賞者による講演もあり、遠心力模型実験による泥炭地盤上の盛土の地震時被害とその対策(梶取真一様、寒地土木研究所)、形状の異なるジオグリッドの引抜き抵抗メカニズム(中村努先生、苫小牧工業高等専門学校)も聴講しました。内容は実務的なことから最新の研究事例と幅広いものでしたが、興味深く聴講できました。大学関係者より民間企業および官庁の方の参加が多く、学会とは違う雰囲気で聴講することができました。
 会の最後には今年度の技術報告会幹事の西村先生より函館開催の技術報告会へのご参加が呼びかけられました。技術報告会では研究や技術・施工方法の発表の専門的な議論が多くなされますが、セミナーでは基本的な事項も含めた広い範囲の議論を気軽にできるチャンスであると感じました。次回の開催の際にも是非参加してみたいと思います。(北海道大学、横浜勝司)


会場の様子

西村先生(北海道大学)

西村先生の講演

梶取様(寒地土木研究所)

梶取様の講演スライド

中村先生(苫小牧高専)

中村先生の講演

質問タイムの様子



京極発電所の見学会が開催されました(2012年10月12日)

2012年10月12日に地盤工学会北海道支部企画幹事会メンバーを中心として、北海道電力の京極発電所の建設現場の見学会が開催されました。見学会の参加者は9名でした。

京極発電所は最大使用水量190.5m3/s、有効落差369mを利用して最大出力60万kWの発電を行う純揚水式発電所です。当日は主に上部調整池の盛立て施工状況、下流側にある京極ダム調整池の建設状況を見学させていただきました。

堤体工事の特徴として、調整値掘削により発生する安山岩の硬岩と軟岩を互層にして盛立てること、厳しい気候条件に対応するために上部調整池の表面保護には、新型表面アスファルト遮水性構造が採用されていること、情報化施工技術を駆使して時間と労力の合理化と施工精度の向上を図っていることが説明されました。

また、下流の京極ダムは上部調整池の掘削で発生した風化安山岩の細粒分と砕石場からの溶結凝灰岩の粗粒分とを混合した材料をコア材として用いた大規模ロックフィルダムであることも説明いただきました。

各所において、大規模建設工事でありながらIT施工技術を駆使して振動ローラーの転圧回数を面的に合理的に管理している状況が見られ、とてもスマートな現場であると感じられました。

なお、本建設現場の施工技術内容は北海道支部技術報告会でも発表されており、平成19年度地盤工学会北海道支部賞も受賞されております。(受賞論文は、村木俊介・赤澤林太郎・田中則和:複雑な形状を呈する堤体基礎地盤掘削への情報化施工システムの採用~京極発電所上部調整池工事~、地盤工学会北海道支部技術報告集、第48号、平成20年2月)

今回の見学会を企画していただいた北海道電力株式会社の田中則和幹事長(H24年度支部幹事長)、現場で丁寧な説明対応をしていただいた当麻誠司様にはお世話になりました。末筆ながら感謝申し上げます。(文章、写真:横浜勝司)




事務所での概要説明
 
水圧管路の組立状況

上部調整池(上部から底面を見る。勾配は1:2.5)

上部調整池の説明用パネル

上部調整池ぎりぎりでの集合写真

上部調整池での集合写真(その2)

発電所管理用道路トンネルの前での撮影

下流側の京極ダム(ロックフィルダム)の建設状況

京極ダム(ロックフィルダム)の建設材料



会員から投稿記事

地盤調査の方法と解説 講習会が開催されました







地盤調査の方法と解説 講習会が開催されました
平成25年10月17日、地盤調査の方法と解説(青本)が平成25年3月に改定されたことに伴い、講習会が開催されました。会場は札幌コンベンションセンターで、63名の聴講の方が参加されておりました。実務の方が多く参加されていた印象を受けました。豪雨、台風、地震等による地盤災害は現在現在も益々発生件数を多くしている状況にある中で、このような地盤調査法のアップグレードは社会生活を支える上で極めて重要な役割を果たします。北海道支部としても、学術情報、実務的な技術情報の発信・更新も益々重要になります。今後とも会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。




平成24年度地盤工学会賞を受賞されました。
平成24年度地盤工学会賞に西村聡先生(北海道大学)と(独)土木研究所寒地土木研究所が受賞されました。おめでとうございます。

西村聡先生は研究奨励賞を受賞されました。受賞対象論文はExperimental Study of Stress Changes due toCompaction Grouting/「Soils & Foundations」Vol.51(6)です。
授賞理由は、次の通りです。
「静的締固め工法は,既存構造物周辺の液状化対策として近年多用されている。一方,現行設計法はサンドコンパクション工法のそれを流用したものであり,既往の経験から外れる仕様の効果予測は困難である。本論文では,遠心場での砂地盤模型中へのグラウト注入における静的締固めの物理過程及び地中応力変化を詳細に観察・測定するとともに,中空ねじり試験も行い,最終的には水平有効応力-改良率チャート及び液状化強度-改良率チャートを提案している。本論文の独創性は,N値によって大まかに評価されていた静的締固め効果を合理的改良設計へ高めることであり,今後の静的締固め工法設計の進展に大いに貢献することが期待される。以上より,本業績は研究奨励賞としてふさわしいと認められた。」

(独)土木研究所寒地土木研究所は技術業績賞の受賞となりました。受賞対象の研究は、泥炭性軟弱地盤における土構造物の調査・設計・施工法の体系化 ―泥炭性軟弱地盤対策工マニュアルの編集とその普及―/「Soils & Foundations」Vol.51(1)ほかです。
受賞理由は、次の通りです。
「北海道や東北地方で広く分布する泥炭性軟弱土は,高有機質で圧縮性が極めて高く,特異な地盤工学的性質を有する。本業績は,泥炭性軟弱地盤上の土構造物の調査・設計・対策工を含めた施工に関する実務的な研究成果を取りまとめ,マニュアルとして体系化を図るとともに,最新の沈下予測法や調査・設計技術を導入した。さらに事例集や施工カルテを備え,将来への技術継承や維持管理へのフォローアップにも配慮した技術基準書である。したがって,本業績は泥炭性軟弱地盤上のプロジェクトに採用されることが大いに期待されることから,社会的貢献度は高く評価され,技術業績賞としてふさわしいと認められた。」

上記の受賞は平成25年3月15日の理事会において決定され、6月13日の第55回通常総会にて授与されました。重ねました大変おめでとうございます。これらの受賞を契機に北海道支部の地盤工学関連の研究が益々盛んになりますことを祈念いたします。


平成25年度通常総会に参加いたしました(2013年4月25日)
2013年4月25日(木)に平成25年度通常総会が開催されました。会場はホテルモントレ札幌(1階ケンジントン)にて午後3時より開始されました。
平成24年度支部長の富樫泰治様のご挨拶の後、平成24年度事業報告、平成24年度決算、監査報告、平成25年度支部役員選任の順に議案が説明され、いずれも承認されました。引き続き平成25年度事業計画、平成25年度予算、平成24年度北海道支部賞及び支部賞(学生部門)選考経過が報告されました。
その後、平成24年度北海道支部賞及び支部賞(学生部門)の表彰、地盤工学会永年継続会員の表彰、地盤工学会永年継続特別会員の表彰が執り行われました。
引き続き、平成24年度支部長(富樫泰治様)および平成25年度支部長(峯田一彦様)のご挨拶をいただき、閉会となりました。
市民生活を支えるために重要な地盤工学の研究をするための学会の一員として今年度も努力したいと決意を新たにすることができました。(北海道大学、横濱勝司)

【開会挨拶】

平成24年度支部長 富樫泰治様

【地盤工学会北海道支部賞及び支部賞(学生部門)表彰】

平成24年度地盤工学会北海道支部賞 表彰
(五十嵐由一様:北海道電力(株))

平成24年度地盤工学会北海道支部賞(学生部門) 表彰
(佐藤要太様:室蘭工業大学)

【地盤工学会永年継続会員、永年継続特別会員の表彰(写真は受賞者の皆様)】

【平成25年度支部長ご挨拶】

平成25年度支部長 峯田一彦様


司会の松尾事務局長様



セミナー「土を考える」に参加しました(2012年11月27日)
2012年11月27日に開催された支部主催のセミナー「土を考える」に参加いたしました。
大成建設株式会社札幌支店にて午後2時から開催されました。参加者は31名でほぼ満席の状態でした。
テーマは地盤工学に関する最近の話題ということで、3件の講演がありました。
耐震地盤改良の最近の動向と事例(西村聡先生、北海道大学)では、最新の耐震地盤改良技術について専門的な説明と事例報告がなされました。
 また、平成23年度地盤工学会北海道支部賞受賞者による講演もあり、遠心力模型実験による泥炭地盤上の盛土の地震時被害とその対策(梶取真一様、寒地土木研究所)、形状の異なるジオグリッドの引抜き抵抗メカニズム(中村努先生、苫小牧工業高等専門学校)も聴講しました。内容は実務的なことから最新の研究事例と幅広いものでしたが、興味深く聴講できました。大学関係者より民間企業および官庁の方の参加が多く、学会とは違う雰囲気で聴講することができました。
 会の最後には今年度の技術報告会幹事の西村先生より函館開催の技術報告会へのご参加が呼びかけられました。技術報告会では研究や技術・施工方法の発表の専門的な議論が多くなされますが、セミナーでは基本的な事項も含めた広い範囲の議論を気軽にできるチャンスであると感じました。次回の開催の際にも是非参加してみたいと思います。(北海道大学、横浜勝司)


会場の様子

西村先生(北海道大学)

西村先生の講演

梶取様(寒地土木研究所)

梶取様の講演スライド

中村先生(苫小牧高専)

中村先生の講演

質問タイムの様子



京極発電所の見学会が開催されました(2012年10月12日)

2012年10月12日に地盤工学会北海道支部企画幹事会メンバーを中心として、北海道電力の京極発電所の建設現場の見学会が開催されました。見学会の参加者は9名でした。

京極発電所は最大使用水量190.5m3/s、有効落差369mを利用して最大出力60万kWの発電を行う純揚水式発電所です。当日は主に上部調整池の盛立て施工状況、下流側にある京極ダム調整池の建設状況を見学させていただきました。

堤体工事の特徴として、調整値掘削により発生する安山岩の硬岩と軟岩を互層にして盛立てること、厳しい気候条件に対応するために上部調整池の表面保護には、新型表面アスファルト遮水性構造が採用されていること、情報化施工技術を駆使して時間と労力の合理化と施工精度の向上を図っていることが説明されました。

また、下流の京極ダムは上部調整池の掘削で発生した風化安山岩の細粒分と砕石場からの溶結凝灰岩の粗粒分とを混合した材料をコア材として用いた大規模ロックフィルダムであることも説明いただきました。

各所において、大規模建設工事でありながらIT施工技術を駆使して振動ローラーの転圧回数を面的に合理的に管理している状況が見られ、とてもスマートな現場であると感じられました。

なお、本建設現場の施工技術内容は北海道支部技術報告会でも発表されており、平成19年度地盤工学会北海道支部賞も受賞されております。(受賞論文は、村木俊介・赤澤林太郎・田中則和:複雑な形状を呈する堤体基礎地盤掘削への情報化施工システムの採用~京極発電所上部調整池工事~、地盤工学会北海道支部技術報告集、第48号、平成20年2月)

今回の見学会を企画していただいた北海道電力株式会社の田中則和幹事長(H24年度支部幹事長)、現場で丁寧な説明対応をしていただいた当麻誠司様にはお世話になりました。末筆ながら感謝申し上げます。(文章、写真:横浜勝司)




事務所での概要説明
 
水圧管路の組立状況

上部調整池(上部から底面を見る。勾配は1:2.5)

上部調整池の説明用パネル

上部調整池ぎりぎりでの集合写真

上部調整池での集合写真(その2)

発電所管理用道路トンネルの前での撮影

下流側の京極ダム(ロックフィルダム)の建設状況

京極ダム(ロックフィルダム)の建設材料