支部長よりご挨拶

平成29年度の地盤工学会北海道支部長をお引き受けすることになりました廣長でございます。昨年、支部創立60周年事業を無事終えた、伝統のある地盤工学会北海道支部の支部長としてその責任の重さに身の引き締まる思いがいたします。

地盤工学会は、公益社団法人として、これまで諸先輩並びに会員の皆様が培ってきた地盤工学分野における技術をいかに社会に貢献できるかが重要になってきています。

その一つは、市民の生命・財産を守るために技術者集団としていかに貢献できるかということだと思います。昨年8月に北海道で発生した豪雨災害は、これまで北海道が経験したことのない集中豪雨によるものでした。北海道支部では、いち早く調査団を結成し現地調査を行い、その約1か月後には、調査結果の中間報告会を行いました。さらに2月の第57回技術報告会では、特別セッションでこの豪雨災害に対する考察を行いました。本年8月には、調査団の最終報告会を開催する予定です。このように災害発生時には、迅速に調査を行い、その結果を地盤工学の専門性をもってスピーディーに公開することが、今後の同様な自然災害に備え、被害を最小限に留める対策を検討する上での学会としての一つの役目だと思います。

また、もう一つの社会貢献は、技術の継承・発展と技術者の育成だと思います。これまで諸先輩から引き継いだ技術に、さらに新しい知見を加えて、将来を担う技術者を育てていくことが重要です。地盤工学会北海道支部としてこれまで会員及びシニア会員のご協力を得ながら、技術報告会や講習会、セミナーなどの活動を行ってきました。今後もさらに活発な活動を行い、技術の研鑚を行っていきたいと思います。

微力ながら、北海道支部のさらなる発展に誠心誠意努力してまいる所存でおりますので、会員各位のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 


地盤工学会北海道支部長
廣長 周治