支部長よりご挨拶

 この度、平成28年度の地盤工学会北海道支部長を拝命しました小野丘です。
学生時代も含めますと,私が地盤工学会(旧土質工学会)と関わるようになってから35年以上になり、この学会は私にとってはなくてはならない存在であります。それは、最新の学術的・技術的情報を得る情報源としてだけではなく、同じ分野の研究者や技術者の方々との交流・情報交換・協力ができる場であること、個人の研究・技術成果発信の場であるのみならず、研究委員会活動によって多くの方々の知識と技術を集約した成果を社会へ発信できる窓口としての機会があることなど、です。さらには、支部独自で地盤災害調査を行って、結果を速報性と専門性を持って発表するという役割も期待されます。このように、地盤工学会北海道支部は果たすべき大事な機能を多く持っています。
企業の基本機能は「マーケッティング」と「イノベーション」であるとドラッカー(P. F. Drucker)は言っています。このことは学術学会にも当てはまると考えられ、以下のような検証が常に必要であると言い換えられると考えます。
マーケッティング:地盤工学会北海道支部は、会員と社会の要求を満足させることができているのだろうか。
イノベーション:地盤工学会北海道支部に対して、潜在化している要求はないのだろうか。新しい学会支部の価値を見出すことで社会に更なる貢献はできないだろうか。
 学会を取り巻く環境が以前と異なる状況へ変わっていく中で、地盤工学会北海道支部も組織としての機能の維持と革新が必要であることには間違いありません。地盤工学会北海道支部が会員の方々と社会にとって、なくてはならない存在となるように少しでもお役に立ちたいと思います。皆様のご理解とご協力をお願いする次第です。
 


地盤工学会北海道支部長
小野  丘